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微細加工技術コラム

アルミへの微細加工

アルミニウムは軽くて強度が高いといった特性を持つことから、工作材料、航空機、自動車、船舶、鉄道、建材、飲料、医療などあらゆる産業分野に採用される、非常に汎用性の高い非鉄金属です。軽くて強度が高い(硬い)といった特徴のほか、耐食性が高い、成形性が高い(引き抜き・押し出し)といった側面もあります。

アルミニウムは一般的に快削材と言われるほど切削加工に非常に適した材料であり、もちろん微細加工にも適しています。SUS304などのステンレスよりも削りやすく、ドリルやエンドミルといった刃物の持ちも良くなります。アルミニウムの中でも代表的な品種は一般的なアルミニウムの材質であるA5052のほか、巷ではジュラルミンと言われる、強度が高く航空機などの強度と軽さが求められる業界に採用されるA7075といったものがあります。微細加工を行う観点からA5052とA7075を比較すると、A7075はA5052よりも硬い材料になるので、A5052の方が加工しやすいといえます。
また、加工限界においては穴径・加工精度・L/Dについては大きな差はありません。なお、アルミニウムとセラミックスの切削加工性を比較すると、アルミニウムやステンレスは切削加工において生じる熱によって歪みが発生しやすいという側面を持っていますが、歪み・反りなどに注意して加工を行えば、快削材なので、たくさんの微細穴を空けるのには適していると言えます。