SUS四角穴加工

材質	SUS304
加工内容	▭3×d5の角穴が200穴
寸法精度	±0.05

SUS四角穴加工の概要

この微細マシニング加工品は、入口側 3×3×深さ3、出口側Φ1×深さ2、の角穴を200穴空けた、SUS304のプレートで、それぞれの穴は3mm角のザグリ加工の底面にΦ1の微細穴加工を行っています。さらに角穴の入口部は通常はC面取りを行うことが多いのですが、このSUSプレートに関してはR面取りを行っており、この動画はその様子を撮影したものです。

このレベルのR面仕上げとなると、Z方向の精度が出ていないと、R面にならず段差が生じてしまいますので、微細加工ドットコムを運営する中川製作所では、これを回避するためにZ方向の寸法精度安定化のためにセッティングの最適化を行っています。R面仕上げを行うことで、この中に入れる電子部品のダメージ低減に繋がるので必須項目となっています。

昨今、半導体業界ではますます微細・高精度な加工品が求められますが、特にZ方向の精度要求が厳しくなってきております。そうしたご要求に対応するため、当社では碌々産業のandroid等を用いつつ、これまでの微細・精密加工のノウハウを活かして対応して参ります。

微細マシニング加工事例一覧

材質	加工精度	特記事項
銅	±0.01	ヘリカル加工にて対応	詳しく見る
PEEK	±0.05	マシニング加工＋手仕上げ	詳しく見る
アルミ（A5052）	±0.03		詳しく見る
アルミ（A5052）	±0.05	壁厚がかなり薄い製品に対して高精度に加工を施している	詳しく見る