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スミカスーパー φ0.045×50穴
加工内容 | 微細穴加工 |
精度・公差 | ±0.003(穴径公差) |
穴径×穴数 | φ0.045×50 |
穴深さ | 0.3mm、アスペクト比7倍 |
材質 | スミカスーパー |
ロット | 1枚~ |
納期 | 3日 |
スミカスーパー φ0.045×50穴の概要
この微細穴加工は、スーパーエンジニアリングプラスチックスであるスミカスーパーに、φ0.045の穴加工を行ったものです。一列に50穴、壁厚0.015mmで空けているので、引きの画像ではスリットが入っているように見えます。
金属やセラミックスなどの微細穴加工の場合、ドリルの穴径に対して加工穴は大きくなる傾向にありますが(ex.φ0.03のドリルなら、φ0.033の穴)、スーパーエンジアリングプラスチックスなどの樹脂は、ドリルより加工穴の方小さくなります(今回のスミカスーパーの場合、φ0.045のドリルに対して、穴はφ0.0438)。
この原因としては、まず第一に「樹脂の収縮」がありますが、これに加えて、加工機の主軸の精度および工具の取り付け精度も影響します。これらの精度が良ければ良いほどドリル径と穴径の差が安定的に大きくなります。逆に言うと、ドリル径に対して穴径が大きくなったりばらつくという事が生じたら、機械主軸精度や工具の取り付け精度に問題があるということになります。さらに、機械主軸精度や工具の取り付け精度が悪いということは工具寿命を短くしてしまうことに繋がり、加工中のドリルの折損などトラブル発生にも繋がりかねません。
微細加工ドットコムでは、スミカスーパーやトップファインなどのスーパーエンジニアリングプラスチックスなどに微細穴加工を行う場合にも、工具径に対する実際の加工穴がどのようになるか?を把握した上で、加工条件を設定し、お客様から求められる寸法を実現いたします。樹脂・プラスチックに対する微細穴加工も、当社にお任せください。