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微細加工ドットコムのVA・VE提案
Rを大きく設計し、エンドミル切削量を増加させる
Before
ステンレス材の微細加工において、例えばコーナーにR0.4で図面に指示が入っている場合、エンドミルの直径がΦ0.8mmのドリルを選定することになりますが、エンドミルの直径がΦ0.8mmである場合、1回刃を当てる毎にステンレスであれば0.05mmしか切削することができません。従って、1.5mmのステンレスを切削するには刃を30回当てる必要があります。 |
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After
ステンレス材の微細加工において、エンドミルの直径をΦ0.8mmからΦ1.0mmに変更するだけで、エンドミルで切削できる深さが0.1mmと倍になります。刃を当てる回数も30回から15回に減るため、加工時間の大幅な短縮になり、コストダウンを実現することができます。このようなコストダウンは、コーナーRの図面指示をR0.4からR0.5に設計変更を実現することで可能となります。 |
図面のコーナー指定をわずかに変えるだけで、大幅なコストダウンが実現する場合があります。例えば、エンドミルの直径がΦ0.8mmからΦ1.0mmに変わるだけで、ステンレス材への切削深さが0.05mmから0.1mmと倍に上がります。本例では、それによって刃を当てる回数も半分となり、加工時間が短縮され、コストダウンを実現します。このように、エンドミルの直径を変更できるよう、コーナーRの指示変更をするだけで、コストダウンが可能になります。